ストレス社会である現代において、堪え難い痛みがいつまでも続く疼痛生障害(pain disorder)が歯科領域においても問題となっている。その原因として、脳内神経伝達物質であるセロトニンの不足の関与が示唆されているが、すべてのことが明らかになっていない。そこで本研究では、うつ状態と脳内セロトニンの減少、痛みを受容する末梢受容器に影響を与える神経ペプチドおよび脳内セロトニンの増加による疼痛生障害の軽減について明らかにすることを目的とした研究を行った。 免疫組織化学染色法にて、エンドカンナビノイドの発現分布、局在性について検討した。
|