ガスクロマトグラフィータンデム質量分析(GC/MS/MS)による危険ドラッグ、特に合成カンナビノイド類の位置異性体識別法の構築を行った。ナフトイルインドール骨格を有し、ナフタレン間の位置異性体を有する合成カンナビノイドJWH-081(メトキシ基)、JWH-122(メチル基)、およびJWH-210(エチル基)とそれらの6つの位置異性体の識別を行った。 また、合成カンナビノイドの水酸化代謝物の水酸基の位置決定法の構築も行い、構築された手法を用いて麻薬であるJWH-018を投与したマウスの尿試料を分析し、主たるインドール環水酸化対は6-OHであることが示唆された。
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