研究課題
研究活動スタート支援
統合失調症の発症に稀なゲノムコピー数変異(CNV) が関与することが知られている。4つの病的意義の明確なCNV(1q21.1欠失、3q29欠失、16p13.11重複、22q11.21欠失)について、患者の表現型を後方視的に検討し、神経発達症や先天性疾患を高い率で認めた。家系解析からは3q29欠失、22q11.21欠失が de novo 変異であることを確認し、その病的意義を明確化した。患者・健常者のCNVデータから、統合失調症の病態にシナプス機能障害が存在することを確認した。
精神医学