低出生体重児の遅発性敗血症に関わる“not doing well”の熟練医療者の気づきの体験を明らかにし、質の高い臨床判断に繋げる手がかりを明らかにすることを目的に質的記述的調査を行った。新生児集中ケア認定看護師が推薦する新生児看護経験10年以上の看護師15名、10年以上の新生児科医6名の面接から、看護師は“いつも”の子どもの変化から“not doing well”に気づき、医師は看護師の報告や経時的なモニター変化からの気づきを主としていることが明らかとなり、“いつも”の子ども自身の様子を経時的な線で看ていくことが、看護師の“not doing well”に気づきに繋がることが示唆された。
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