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2014 年度 実績報告書

脂肪幹細胞を用いた骨芽細胞シートの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 26893160
研究機関岡山大学

研究代表者

松原 正和  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50736551)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2015-03-31
キーワード再生医療
研究実績の概要

本研究は脂肪由来幹細胞(ASC)を用いた骨芽細胞シートの作成を目的として行われた。脂肪幹細胞は骨髄由来幹細胞と比較し採取が容易なことから、現在細胞の供給源として注目されている。本研究ではASCはICRマウスの背部皮下組織から採取した脂肪組織をコラゲナーゼ処理を行い脂肪細胞を分離した。これを75cm2培養用フラスコにて大量培養した(D-Mem,100mg/ml Penicillin-Streptomycin)。さらにASCをAscorbic Acid,Hydrocortisone,β‐Glycerophosphateを添加した骨誘導培地にて培養し骨芽細胞へ分化誘導を行った。この手法にて骨誘導を行ったASCの骨芽細胞マーカーは細胞上清をELISA法にて計測し、アルカリフォスファターゼおよびOsteocalcinの活性にて確認した。こうして分離したASCを移植するための基剤には同種(ICRマウス)より採血し、分画したトロンビンおよびフィブリノーゲンから精製したフィブリンシートに着目した。マウス血液から作成したフィブリンシートは精製後に物性試験を行った。無血清培地での耐性試験では約1週間程度形状維持されていたが10日目以降萎縮し約14日程度で吸収され消失した。フィブリンシートの生成実験後に骨芽細胞シートの生成実験を行った。トロンビンおよびフィブリノーゲンはガラス製シャーレ内で反応させ、同時に骨分化を行ったASCを混和させた。その後CO2インキュベーターで24時間培養し、培養後位相差顕微鏡にて細胞内でのASCの定着を確認した。H26年度の研究実績としては骨芽細胞シートの生成実験までを主体として行われた。以後の研究内容としては生成した骨芽細胞シートの移植実験を計画している。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2016-06-01  

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