1本研究の目的は、人工呼吸器離脱プロトコール導入の効果を明らかにすることである。対象者は、48時間以上人工呼吸器を装着した患者36名と集中治療室でケアをした44人の看護師とした。人工呼吸器離脱プロトコール導入前後に患者の呼吸機能データ、SAT・SBTの評価、人工呼吸器装着期間と看護師の呼吸ケアの実践と認識について測定した。 その結果、集中治療室滞在日数、人工呼吸器装着期間が導入前の18人の患者に比べ導入後の18人の方が短縮していた。看護では、呼吸リハビリの実践が導入前に比べ導入後の方が増えた。また、呼吸ケア技術とチーム医療の意識も導入後高くなった。
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