研究課題
関節リウマチ(RA)の発症およびRAの進展と、患者T細胞中のCaMK4活性化との関連RA患者(n=21)および健常者(n=20)から採取したCD4+T細胞を単離し、RNA抽出後のquantitative PCR(qPCR)にてCaMK4の発現を観察した。健常人と比較してRA患者において有意なCaMK4の高発現が認められた。これらのCaMK4の発現パターンとRA患者における疾患活動性(DAS、CDAI、SDAI)、罹病期間、生物学的製剤の使用の有無、単純X線所見(mTSS)との相関を統計学的に解析したが、エントリー時においてRAの活動性について有意な相関は認められなかった。CIAマウスを用いたCaMK4阻害剤の治療応用の検討臨床的な治療応用への検討を行うため関節炎誘導マウス(CIA)におけるCaMK4阻害剤の投与による関節炎の抑制効果の検討を行った。CaMK4阻害剤としてKN-93を週2回(0.24mg/mouse/week)投与し、関節炎スコアの計測を行い、有意な関節炎の抑制が示された。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Arthritis Rheumatol.
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10.1002/art.39665.