• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実績報告書

福島県における県内外避難者を対象とした循環器疾患発症登録システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26893214
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

中野 裕紀  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (10736721)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
キーワード循環器疾患 / 発症登録 / 公衆衛生学 / 医療情報学
研究実績の概要

1) 他県を含めた循環器疾患発症登録について調査し、制度面と運用面の問題点を明らかにした。我が国で実施されている循環器疾患発症登録(脳卒中または心筋梗塞のいずれか一方を実施しているものを含む)について、いくつかの事例を調査し、制度面と実務面でも問題点について調査し明らかにする。具体的には、秋田県、栃木県で実施されているもの、職域や地域コホートとして実施されているものなど、広く事例を収集し、実態の把握を行った。
2) 1)の調査をもとに必要十分な設問項目を持つ、標準的な循環器疾患発症登録調査票を設計する。発症登録データの標準化によるデータ収集と精度向上を図るため、他のフィールド行われている登録票の設問と調査登録票の内容調査をもとに検討し、福島県立医科大学内外の循環器内科や脳外科、健診・人間ドック、公衆衛生学・疫学、データ管理・解析の専門家などの意見を取り入れ、適切で必要十分な設問を有する標準的な循環器疾患発症登録のための調査登録票について、さらに調査項目の精査を進めている。
3) 登録専用端末とデータベースの用件定義について作業をすすめた。
1.登録専用端末として必要な機能と、それを実現するためのプラットフォーム及び開発環境について調査検討し、候補となるプラットフォームを選定した。2.登録専用端末に必要な機能の要件定義についての作業をすすめた。3.循環器疾患発症登録のために必要なデータベースの設計を進めていく中で、特にデータの安全性を担保するため、データのバックアップが容易に行え、セキュリティ面でも十分な対策ができる方向で、引き続き検討を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

26年度については、特に問題は生じていない。調査票及びデータベースの設計については、より慎重に検討を進めているため、この点については遅れとは認識していない。

今後の研究の推進方策

ハード面、ソフト面でのプロトタイプの設計やシステム開発などについては、特に問題なく推進が可能であると考える。むしろ大学内部や、学外医療機関との提携など、循環器疾患発症登録作業のベースとなる部分での折衝や調整に時間を要することが予想され、若干の困難を生ずる可能性も否定はできない。しかし、本研究の意義と重要性を粘り強く説明し、理解を得ることは十分に可能であると考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 福島県における循環器病発症登録システム構築の取り組み2015

    • 著者名/発表者名
      中野裕紀
    • 学会等名
      ITヘルスケア学会第9回年次学術大会
    • 発表場所
      くまもと県民交流館パレア
    • 年月日
      2015-06-06 – 2015-06-07

URL: 

公開日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi