網膜芽細胞腫の患児と家族への看護・研究に関する英文と和文の研究論文の文献検討を行った。その結果、局所治療法,全身化学療法など治療の看護や、地域や学校と患児をつなげる視覚障害の看護、遺伝に関する過去の研究と看護実践の内容が明らかにされた。外来看護や療育支援に関する前向き縦断調査の集積が必要とされた。本結果は46th国際小児がん学会で発表した。 治療後の経過観察中の幼児後期の発達特性、養育に関わる母親の育児困難に関する調査では、視覚障害がある場合の就学上の問題、患児や保育園・学校への説明、居住地域での疾患に関する情報不足などの問題が明らかになり、地域でのフォローアップ体制の必要性が示唆された。
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