研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、遷延性意識障害患者が自力で生活行動を行う姿勢を獲得するための看護介入を開発する基礎研究として、端座位の姿勢と覚醒の状態の関連を検証した。遷延性意識障害患者の覚醒が低下した状態を睡眠と同義にみなし、健康な人が端座位で眠った時の姿勢を分析した。その結果、頭部、頸部、体幹、骨盤部の角度は覚醒時よりも覚醒低下時には前傾し、特に頭部の角度の変化が大きかった。このことから、覚醒の改善と端座位の姿勢を抗重力に保持することは関連することが推察された。
リハビリテーション看護