文献レビューの結果から、市民の意思決定支援にまつわる話題は、専門分化された領域テーマが多いことが示された。すなわち看護職は、ある程度キャリアを重ねてから意思決定支援が看護職の役割であることを自覚し、そこから葛藤が高く難しい意思決定について学び始める可能性があった。 そこで本研究では、すべての看護職が意思決定支援にまつわる基本的な知識を学べるような学習コンテンツの開発を行った。学習コンテンツは、「意思決定と意思決定プロセス」「医療情報の情報源と意思決定に必要な情報」「健康医療情報を使いこなす能力であるヘルスリテラシー」「意思決定を支援するためのツール」の4構成とした。
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