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2015 年度 実績報告書

精神障がい領域のピアサポーターと働く専門職者の経験

研究課題

研究課題/領域番号 26893282
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

濱田 由紀  東京女子医科大学, 看護学部, 准教授 (00307654)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
キーワード精神障害がい / ピアサポーター / 専門職 / 協働
研究実績の概要

平成26年度にインタビュー調査の準備をすすめ、平成27年度終了までに、医療施設3施設、福祉施設6施設の計9施設でピアスタッフと働いた経験をもつ専門職者20名に対し、インタビュー調査を実施した。そのうち18名のインタビュー内容を研究対象として分析を行った。18名の内訳は、女性12名、男性6名、平均年齢41.9歳(範囲29-65)、ピアスタッフと働いた当時の職種は、精神保健福祉士7名、看護師6名、臨床心理士3名、医師1名、作業療法士1名であった。ピアスタッフと働く経験は、精神障がいを経験した人と支援者・被支援者関係ではない関係を構築するという意味をもち、働くもの、支援者、困難を抱える当事者等の共通の立場をもつ関係をつくる契機となっていた。こうした背景には、リカバリー志向の実践や教育の広がり、我が国で発展してきた地域精神保健の先駆的な取り組み、WRAP等の当事者中心の新たな支援への取り組み、といった歴史的・社会的出来事があり、ピアスタッフと協働する経験に影響を与えていた。精神保健医療福祉サービスにおける新たな職種としてのピアスタッフへの期待と同時に、労働における障がい者への合理的配慮、ピアサポートに関する専門性についての質の保障等、日々の課題への効果的な取り組みを工夫、模索していた。平成27年6月には日本精神保健看護学会第25回学術集会にて、ワークショップ「ピアと協働してつくるメンタルヘルスサービス」を企画、開催し、看護専門職によるピアスタッフとの協働の可能性について検討した。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 精神障害をもつ人のリカバリーにおけるピアサポートの意味2016

    • 著者名/発表者名
      濱田由紀
    • 雑誌名

      日本看護科学学会誌

      巻: 35 ページ: 215-224

    • DOI

      http://doi.org/10.5630/jans.35.215

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] ワークショップ「ピアスタッフと協働してつくるメンタルヘルスサービス」2016

    • 著者名/発表者名
      濱田由紀、安保寛明
    • 学会等名
      日本精神保健看護学会第25回学術集会
    • 発表場所
      つくば国際会議場(茨城県つくば市)
    • 年月日
      2016-06-27

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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