デジタル画像解析を用いて、成人のドライスキンの程度を反映する客観的な評価指標を探し出すことを目的に、男女15名を対象として調査を行った。15名中2名は皮膚疾患を有していたため除外した。調査部位は前腕および下腿とした。対象者の自覚症状では、前腕よりも下腿で乾燥を自覚している者が多く、研究者による評価では、前腕と比較して下腿で乾燥の程度が強かった。乾燥の程度の左右差は、前腕では認められず、下腿においては5名に認められた。 今後は、左右差が認められた対象者において、デジタル画像の特徴を比較し、乾燥の程度を反映する特徴を抽出し、デジタル画像解析で得られた定量値との併存妥当性を検証する予定である。
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