研究課題/領域番号 |
26893294
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
梅田 亜矢 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教 (00734013)
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研究期間 (年度) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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キーワード | 植込み型心臓機器 / ICD / CRT-D / 受容 / 尺度 |
研究実績の概要 |
本研究は、①「植込み型心臓機器の受容尺度日本語版」を作成、②作成した尺度の信頼性・妥当性を検討することを目的とする。 H26年度は植込み型心臓機器の受容やQOL、不安やうつなどとの関連に関しての文献検討を行った。 その後、植込み型心臓機器の受容尺度のオリジナルの開発者から許可を得て、翻訳作業を行った。まず、英語に堪能で医学知識のある翻訳者2名が独立に順翻訳し、次いで、植込み型心臓機器患者に精通している専門看護師・循環器専門医間で内容を確認した。その際、ガイドラインで使用されている用語や、一般的に臨床で患者説明などで使われている用語などとの違いも確認し、患者が理解できる用語を選択した。その後、日本語に堪能で英語を母国語とする者2名が独立に逆翻訳を2組行った。最後にback translation の方法論に基づき,別のチェッカーが原文の英語と逆英訳を比較した。用語や表現の差異、細かなニュアンスの違いなど正確さを検証し、植込み型心臓機器の受容尺度日本語版(案)を作成した。 来年度は、数名の患者で表面妥当性を検討後、作成した尺度の信頼性・妥当性を検討するため、患者への質問紙調査を2段階に分けて実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
文献調査とオリジナル尺度からの翻訳に時間がかかってしまったため
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今後の研究の推進方策 |
対象者を多く獲得するために、調査施設を一施設ではなく多施設で行うようすすめていく。
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