研究課題
研究活動スタート支援
助産師から授乳支援を受ける側である母親の母乳育児にまつわる体験をメタ・サマリーによって網羅的に明らかにし、権力構造を探究する手がかりとした。Effect sizesが20%以上であったテゴリーは以下の通りであった:①母親は子どもの反応や行動、授乳に関する知識・技術の未熟さから授乳や搾乳に困難を感じていた(30%)、②母親は直接授乳によって母親になったという実感や覚悟、価値づけをし、満足感や有能感を感じていたが、一方で母乳分泌不足の場合は自責の念を感じていた(25%)、③母親は母乳育児や搾乳に伴う生活スタイルの変化や身体の不調、疼痛、子どもの啼泣に身体的・精神的苦痛を感じていた(20%)。
母性看護学・助産学