研究課題
研究活動スタート支援
ヒトの安静時唾液には分泌量に昼夜差を示すことが知られているが、その調節機構は明らかとなっていない。本研究では、顎下腺の機能の日内変動が、顎下腺自体の時計機構に駆動されるのか、体内時計の中枢である視交叉上核に制御されるのかを解明することを目的とした。本研究の結果から、顎下腺に内因性の概日リズムが存在する事が明らかとなり、唾液分泌に関与する水チャネルの発現の日内変動は自律神経系を介した中枢時計(視交叉上核)の影響を優位に受けて制御されている事が示唆された。
時間生物学