本研究は心不全患者の自己管理遂行のために看護師の継続支援による効果を明らかにすることを目的とした。2014年8月~2015年1月にA病院入院の心リハ導入の心不全患者50名を対象とし、QOL評価としてSF-8TMアキュート版を使用した。属性は男性86%、女性14%で平均年齢は63.8±11.6歳であり、国民標準値と比べ「日常役割機能(精神)」の得点は高く維持され、身体的側面のQOLサマリースコア(PCS)と精神的側面のQOLサマリースコア(MCS)ではPCSは標準値と比べ低い傾向にあったが、MCSは維持されていた。対象患者には精神的側面の支援を行いつつ、身体機能の維持を図る必要があると考える。
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