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2014 年度 実績報告書

救急搬送が必要な独居高齢者が、緊急時通報システムを使用しない要因

研究課題

研究課題/領域番号 26893329
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究

研究代表者

山岸 里美  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 防衛医学研究センター, 助教 (50736957)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
キーワード看護 / 独居高齢者 / 緊急通報システム
研究実績の概要

本研究は、救急搬送が必要な状態になった独居高齢者が、緊急時通報システムが自宅に設置されているにもかかわらず、なぜ通報システムを使用していないのか、その要因を詳細に明らかにすることを目的としている。この目的を達成するため、下記の手順を踏む。
1) 独居高齢者にインタビューを行い、データを収集する。
2) 得られたデータをクレッペンドルフの内容分析を用いて、まず第1段階の分析を行う。老年看護学の専門知識を持つ看護師5名に依頼し、第1段階の分析結果の妥当性を判断してもらう。研究者の偏見や先入観による分析の歪みがないようにするため、研究の全過程において在宅・老年看護学領域の専門家らにスーパーバイズを受けながら実施する。
3) 妥当性が確認できた後、第2段階の分析に進む。つまり、類似性を持つ1つのまとまりごとに、代表的で抽象度の高い分析結果の名称をカテゴリー名まで抽出し、結果としてまとめる。
本年度は、研究に対して同意の得られた研究対象者12名のうち、8名に対してインタビューを終了した。インタビューの終了した8名のうち3名は、第1段階の分析を行っている段階であり、5名は逐語禄に起こしている段階である。インタビューの終了していない4名は、平成27年6月末までにインタビューを終了する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は研究対象者12名のインタビューを終了し、第1段階の分析まで実施する予定であった。しかし、研究開始が6月予定のところ、補助金使用開始時期が遅れ、11月開始となった。研究開始時期が遅れたため、インタビュー終了者が8名にとどまっている。
残り4名のインタビューは6月中に終了する予定であり、また、インタビューと第1段階の分析を同時進行していることから、達成度は「やや遅れている」と判断した。

今後の研究の推進方策

残り4名のインタビューを終了し、逐語禄に起こす。クレッペンドルフの内容分析を参考に、第1段階の分析を行う。第1段階の分析終了後、第1段階で抽出された分析結果の妥当性を確認する(H27.9まで)
第2段階の分析は、1.記録単位の中で類似性を持つものを1つの集まりとする。集まった記録単位の代表となる抽象度の高いサブカテゴリー名を抽出する。2.類似性をもとにサブカテゴリーを集め、集まったサブカテゴリー名の代表となるさらに抽象度の高いカテゴリー名を抽出する。(H27.12まで)
結果をもとに考察し、論文としてまとめる。(H28.3まで)

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公開日: 2016-06-01  

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