これまで主たるAmyloid β(Aβ)の除去機構としてPerivascular lymphatic drainage pathway(PVD)が知られていた。本研究ではPVDの障害を伴うCAAモデルマウス(Tg-SwDI)と変異Tau過剰発現マウス (PS19)を掛け合わせ、ダブルトランスジェニックマウス(double-Tg)を作成したところ、double-TgマウスはPS19マウスに比して、Tauの蓄積が増加した。さらに、double-TgマウスではTg-SwDIマウスに比して、Aβの蓄積も増加していた。TauもAβ同様、PVDを介して除去されている可能性が考えられた。
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