研究課題
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北京型株新興型は、結核菌の中でより病原性の高い遺伝系統であると考えられている。本課題では40歳未満の若年結核患者由来および、あいりん地域患者由来の結核菌株を対象として、結核菌の感染伝播状況を調査した。結果、若年結核患者由来およびあいりん地域患者由来の結核菌株において、北京型株新興型の検出率が増加していることが明らかとなった。あいりん地域の患者年齢階級は、50代から70代で80%以上を占めており、若年者層だけでなく中高年者層にも新興型の検出割合が高まってきていることが示された。
分子疫学