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1985 年度 実績報告書

複合材料の欠陥評価用AE波形解析機器の試作

研究課題

研究課題/領域番号 59850020
研究機関東京大学

研究代表者

岸 輝雄  東京大学, 工, 助教授 (40011085)

キーワード複合材料 / アコースティック・エミッション(AE) / AE原波形 / 破壊機構
研究概要

1.目的
本研究は (1) プラスティック基(FRP)、金属基(FRM)複合材料専用のアコースティック・エミッション(AE)波形解析機器を新たに試作し、(2) 材料試験段階で破壊様式を分離計測しうる信号処理パラメーターを決定し、複合材の強度評価、信頼性評価を行うAE解析装置を開発することを目的としている。特に、媒体の形状、変換子を含む計測系の特性に依存しない割れ発生位置における割れ体積の時間変化を表示する"AE原波形解析"を組み入れた定量AE解析装置を目指している。
2.研究経過
昭和60年度は予定通り (1)200KHz共振型変換子を用いる帯域幅100〜300KHzの4チャンネル複合材料用AE信号解析装置を試作し、その振幅分布計測により破壊機構の分類を進めるシステムが完成した。また (2)現有設備に2チャンネルの波形解析用の広帯域プリアンプを加えて6チャンネルの波形集録システムを完了している。これは広帯域変換子(〜13MHz)により検出したAE波形を帯域Dc-20MHzのプリアンプで40dBの増幅を行い、40MHz、時間分解能10ビット2M word容量のウェーブメモリーに収録し、HP216のディスクに転送するシステムである。これらのシステムを連続的に作動させるソフト作りを完了し、AE原波形解析が可能となった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 非破壊検査. 34-7. (1985)

  • [文献書誌] 日本金属学会誌. 49-9. (1985)

  • [文献書誌] Z.Metallkunde. 76. (1985)

  • [文献書誌] Proc.4th Int.Symp.Fracture Mechanics of Ceramics. (1985)

  • [文献書誌] セラミックス. 20-10. (1985)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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