研究課題/領域番号 |
59850141
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
持田 勲 九大, 生産科学研究所, 教授 (20037758)
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研究分担者 |
坂西 欣也 九州大学, 生産科学研究所, 教務員 (60183365)
光来 要三 九州大学, 生産科学研究所, 助手 (50122693)
藤津 博 九州大学, 生産科学研究所, 助教授 (00038605)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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キーワード | 成型コークス / 共予熱処理 / 高炉用コークス / 低石炭化度炭 / 風化炭 |
研究概要 |
高炉用コークスは、現在専ら高度瀝青炭を原料として、室炉により製造されているが、埋蔵量の豊富な低石炭化度炭を原料として、高炉に供給可能なコークスを製造する基本プロセス設計が本研究の大きな目的である。昭和59〜61年度にわたる研究の結課、以下の成果が得られた。 昭和59年度 1、非あるいは微溶融炭は、そのまま炭化したのでは、粉状のコークスしか与えないが成型を施すことにより融着が促進され塊状のコークスを与える。 2、成型前に、あらかじめ添加剤と共予熱処理し、石炭の液化を進めるとさらに高強度の成型コークスが製造できる。共予熱処理の最適条件は、添加剤の種類にも大きく依存するが、石油ピッチ系のA240を40ωt%添加した場合は、450℃-1hが高強度コークス製造には適していた。 昭和60年度 1、地層近く堆積する石炭は経済的な採掘が可能であるが、空気と接触するため地表から数メートルの層は風化が著しく進行し、炭化惟も劣る。深部に堆積する未風化炭との炭化惟の違いを明らかにした。 2、風化炭でも水素供与能を有する添加剤と共予熱処理、成型炭化を施せば強度が200Kg/【cm^2】を越えるコークスが製造できた。 昭和61年度 1、低石炭化度炭あるいは風化炭を成型コークス原料として使用すると、プロセスに必要なタールの生成量が減少する。共予熱処理炭を溶媒抽出して可溶分をタールとすれば、プロセス内で自給すべきタール量を確保できることがわかった。さらに、水素供与惟添加剤を共予熱処理添加剤に使用すれは、不溶分から製造したコークスの強度も100Kg/【cm^2】以上を維持できた。
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