研究概要 |
前年度までは医師の作成したデーター・ベースにより、主として胸部各部の形状を基としたアルゴリズムを開発し、横隔膜形状,心影異常,背柱弯曲に対して充分な確度で、スクリーニングが可能であることを確認した。 このうち、肋骨横隔膜角(costophrenic Aigle CTA角)については、撮影技術及び撮影条件により明確に撮影されないことがある。本年度においてCTA角の明確化に関する研究を行った。CTA角が明瞭に撮影されている画像については前年度までに開発されたアルゴリズムで充分にスクリーニングすることが可能である。このため、CTA角、明確化アルゴリズムを数多く行った結果、CTA部をフーリエ変換し、空間周波数面において特徴抽出を行うことにより、約80%以上の画像について明確化を行うことが可能になり、高い確度でCTA部のスクリーニングを行うことが出来ることが知られた。
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