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1985 年度 実績報告書

肢体不自由児・者用ワードプロセッサおよびその指導プログラム開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 59880027
研究機関国立特殊教育総合研究所

研究代表者

山下 皓三  国立特殊教育総合研究所, その他, その他 (30166673)

キーワード肢体不自由児 / 者用ワードプロセッサ
研究概要

本年度は、研究の第2年次に当たり、次の研究活動を行なった。
1.ワードプロセッサの試作について
昨年度試作したキーボードをもとに、キーボードアタッチメント、補助台、システム・ユーティリティの試作を行ない、その過程で次のような知見が得られた。アタッチメントでは、【◯!1】キーボード上面へのはめ込み式とする、【◯!2】穴の大きさ及び配置は、キートップの1キーに合わせる、【◯!3】ファンクションキーの穴のまわりに色を付ける。補助台では、【◯!1】角度調節を9段階までできるようにする、【◯!2】操作する手を安定させるためのバーを取りつける。システム・ユーティリティでは、【◯!1】重・中度肢体不自由児・者用と中・軽度肢体不自由児・者用の2種類のシステム・コーティリティのフロッピーディスクを必要とする。
以上の点を踏まえた製作を業者に発注し、昭和60年9月から昭和60年11月の間で製造された。
2.指導プログラムについて
昨年度に引き続き、指導プログラム作成のための資料を収集した。
まず、ワードプロセッサを導入している養護学校等を訪問し、指導の実際を見学するとともに、指導方法・指導上の留意点等について、意見を聴取した。
さらに、実地適用の面では、昨年度から継続している市販のものに加えて、昭和60年11月以降は、上記試作品による実地適用を開始しているが、その過程で、次のような問題点が生じてきている。【◯!1】試作品が2台しかないため、実地適用する児童・生徒の数が少ないこと。【◯!2】ワードプロセッサを学校教育へ導入する場合の教育的意義及び問題点を検討する必要があること。【◯!3】【◯!2】に関連して、どの程度の障害のある者にワードプロセッサを活用させるべきか。【◯!4】上記【◯!2】【◯!3】の問題点を指導プログラムの中でどのように考えていくべきか。

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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