研究概要 |
環境科学特別研究は計画研究班ならびに、公募研究班合計152班からなる大研究組織であり、研究活動の効率を上げるために大きく5つの領域に分かれて研究を行なっている。この領域相互の交流を円滑にし、研究者間の情報交流を助け、環境科学特別研究全体として有機的な連絡をもった研究運営がなされるように取計らうことが総合班の目的のひとつである。本年度は研究広報3冊(No.32:昭和60年度研究計画概要 No.33;Abstracts of Research Projects(1985),No.34;昭和60年度研究成果報告)を作成し、研究分担者全員に配布した。また、現在行なわれている研究の円滑な進行を主導すると共に、次年度以降の研究計画を企画するために、年4回の運営委員会および年1回の全体会議を主催した。班員相互の情報交流のためNews Letterを3回発行した。 将来の研究テーマを策定し、有効な研究組織を検討するために、広く内外の動向を調査し、これまでの研究成果を集積する活動を行なう検討班組織を設けているが、本年度は6つの検討班が組織され、成果を挙げた。また、発足以来続けられている環境科学の基本理念にかかわる検討班も環境科学特別研究全体の9年間の成果を見直すと共に、将来進むべき方向についての基本方針を立案するなど、活発な活動を行なった。これらの成果は全体会議で発表され、一部のものについては報告集にまとめられている。 各研究領域、研究班の報告集は「環境科学」研究報告集として発行されているが、今年度は24冊が既に出版され配布されている。
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