研究課題/領域番号 |
60300011
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
高橋 康夫 新大, 脳研究所, 教授 (00018590)
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研究分担者 |
三井 宏美 新潟大学, 理学部, 教授 (90109942)
藤田 恒夫 新潟大学, 医学部, 教授 (00032863)
礒辺 俊明 東京都立大学, 理学部, 助手 (70106607)
植村 慶一 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90049792)
塚田 裕三 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (00050956)
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キーワード | 脳 / 蛋白 / 遺伝子 / 塩基配列 / DNA / RNA |
研究概要 |
本研究班は脳の機能を解明するために分担者が夫々対象としている脳特異蛋白或は酵素を遺伝子工学的方法を用いて解明すると共に細胞内局在をinsituhybridigation法を用いて検索しようと考えている。本年度は大体次の様な成果をあげることができた。 (1)高橋はNeuno filament蛋白のcDNAクローンを見出し現在塩基配列決定中である。同時にニューロン特異エノラーゼ(NSE)の遺伝子構造を決定し論文を投稿中である。さらにS-100蛋白についてもその遺伝子の細胞内導入実験を行った。 (2)塚田はミエクン塩基性蛋白のcDNA,遺伝子DNAを使用してmutantマウスでの発現を検討した。また【2^1】,【3^1】環状ヌクレオチド水解酵素についてもマウスのcDNAクローニングを行った。 (3)植村は末梢神経ミエリン蛋白、POの構造特に糖鎖との結合部位を検討した (4)礒辺はS-100蛋白の一次構造をアミノ酸法とcDNA法で比較検討したまた14・3・3蛋白のcDNAクローニングに成功しその構造を解明した。 更に、牛脳からの非ヒストン蛋白を分離しそのアミノ酸配列を明らかにした。 (5)栗原は牛脳からの【2^1】,【3^1】環状ヌクレオチド水解酵素のcDNAの全塩基配列を決定し、その論文を発表した。 (6)三井は脳特異抗原を検索すると共にββエノラーゼcDNAの全塩基配列を決定し神経化学会に発表した。 (7)藤田はコレシストキニン(CCK)mRNAをcDNAをプローブとしてinsita hybridigation法で検索した。S-100についても一部のデータを発表した。またクロモグラニンについても免疫組織化学的に検討した。
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