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1986 年度 実績報告書

社会構造および社会過程分析への数理的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 60301018
研究機関東北大学

研究代表者

海野 道郎  東北大, 文学部, 助教授 (90016676)

研究分担者 山口 弘光  松山商科大学, 人文学部, 教授 (20102098)
平松 闊  九州工業大学, 工学部, 教授 (30030042)
原 純輔  横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (90018036)
盛山 和夫  東京大学, 文学部, 助教授 (50113577)
高坂 健次  関西学院大学, 社会学部, 教授 (60027977)
キーワード数理社会学 / 権力 / 社会的決定 / 社会的ネットワーク / データ処理 / 社会的ジレンマ / フォーマライゼイション / 公正
研究概要

昨年に引き続き、次のような研究課題を設定し、研究代表者および研究分担者を中心に、他の研究者との協同体制のもとに、研究活動を行った。
1.権力現象の数理的解析 2.社会的決定と公正3.データ処理基礎論 4.社会ネットワークの理論と応用5.社会的ジレンマの数理解析6.理論と概念のフォーマライゼイション具体的には、日常的情報交換と合宿形式による討論を行い、共通情報の集積、分担研究の相互枇判、今後の研究の方向付けなどを行った。その成果は来年度に発行予定の論文集に収録する予定で、準備を進めている。本年度の活動で特筆すべきことは、社会学における理論的・方法論的革新と学際的協同を目指して、数理社会学会が発足したことである。この学会は、もとより、本科学研究費協同研究チームのために作ったものではないが、実質的に本科学研究費協同研究チームのメンバーが中心となって発足させたものであり、これによって、本科学研究費協同研究の活動に広がりが出来ただけでなく、新しい会員との交流によって研究の深化が計られることが期待されている。
なお、数理社会学会では、学会大会を年に2回開催するとともに、学会誌『理論と方法』を刊行している。本年度に行った2回の学会大会では、ラウンドテーブル・セミナーやコンピュータ・デモンストレーションなどの企画を実施するとともに、小規模な学会の特性を生かして、密度の濃い議論を行っている。また、『理論と方法』創刊号では、特集「社会学における理論と方法」のもとに社会学研究の今後の方向性を展望する論文を収めるとともに、協同研究チームのメンバーによる数理・計量的アプローチによる論文も収めている。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 高坂健次: 理論と方法(数理社会学会発行). 1. 1-14 (1986)

  • [文献書誌] 井上寛: 理論と方法. 1. 15-24 (1986)

  • [文献書誌] 海野道郎: 理論と方法. 1. 25-40 (1986)

  • [文献書誌] 和田修一: 理論と方法. 1. 41-56 (1986)

  • [文献書誌] 白倉幸男: 理論と方法. 1. 57-70 (1986)

  • [文献書誌] 盛山和夫: 理論と方法. 1. 71-86 (1986)

  • [文献書誌] 今田高俊: "自己組織性-社会理論の復活-" 創文社, 330 (1986)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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