研究分担者 |
藤井 文男 岩手大学, 人文社会科学部, 講師 (40181317)
植木 迪子 北海道大学, 文学部, 助教授 (60000618)
大滝 敏夫 金沢大学, 文学部, 教授 (50019824)
下川 浩 独協大学, 外国語学部, 教授 (00049628)
川島 淳夫 独協大学, 外国語学部, 教授 (30015789)
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研究概要 |
1.研究集会:3年間に計11回の研究集会を実施(『テクスト分析の研究』1988年3月, 本研究の研究成果報告書・以下単に報告書と略記, 249頁以降). これは, 研究分担者とそれ以外の可能な限りの広い範囲の研究協力者との相互協力が, この種の学際的性格の強いプロジェクトには必要不可欠であるとの認識にもとづくものである. また外国からの研究者の参加を積極的に計画した. 2.プロジェクト参加者各個人の研究成果は, 計53篇の研究論文(うち5篇は外国の専門書・雑誌に掲載)に示されている(「報告書」254頁以降). これらに加えて, 報告書『テクスト分析の研究』では, 序論の他に計18篇の論文を収録したが, これらは, (1)テクスト分析の為の方法的基盤の確立, (2)その実践, (3)テクスト分析のための文化コンテクストの考察, (4)テクストの機械処理の実践と今後の可能性の考察にまとめられる. 3.とりわけ言語を中心とする, 本プロジェクトのような研究活動は, 印刷物という形による成果のまとめとともに, それに至る各種の研究プロセスの形成とその評価が重要である. この意味で, 本研究分担者が, それぞれの地域で行っている個別テーマ毎の研究プロジェクトの今後の展開が期待されるが, 目下次の各テーマによる計画が進行中である. :(1)文学システム研究国際会議(1988年9月, 於金沢大学), (2)日・独テクストの機械処理(独協大学).いずれも本研究分担者がその企画責任者となっている. 4.付記:ドイツ語テクストのコンピューターによる処理は, 我国における研究事情・条件の諸理由から, まだ多くの基礎研究が残されている. 本研究においては, これらの前提形成にも相当部分の貢献を果しえた.
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