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1986 年度 実績報告書

政治エリートの役割意識と政策過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60301077
研究機関京都大学

研究代表者

村松 岐夫  京大, 法学部, 教授 (80025147)

研究分担者 辻中 豊  筑波大学, 社会科学系, 助教授 (70145944)
的場 敏博  京都大学, 法学部, 助教授 (50135505)
伊藤 光利  名古屋市立大学, 教養部, 助教授 (00128646)
真渕 勝  大阪大学, 法学部, 助教授 (70165934)
水口 憲人  大阪市立大学, 法学部, 教授 (60047371)
キーワード政治エリート / 国会議員 / 政策決定
研究概要

本年度の研究活動は二つに分けられる。第1は、昨年度に行った行政エリート(高級官僚)調査のデータを分析し、これを論文にまとめる作業である。研究会活動が行われ、京大大型計算機センターの共用ファイルに入力したデータを様々の角度から分析した。現在のところ、次のような点の発見又は確認が行われ、一部は論文として公表された。(1)社会的属性や出身に関しては、前回(1976)調査との変化はほとんど見られない。(2)前回調査とのちがいは、官僚による環境変化の認知に見られる。官僚意識の変化が、前回調査時点の問題がオイルショックであり、今回の場合は経済摩擦であることから生じていると思われる。(3)首相のリーダーシップが大きくなっていること、省庁の中には、この首相リーダーシップの拡大によって利しているものとそうでないものが分れることが分った。
第2は、国会議員面接調査が行われた。正確にいえば、本報告を書いている時点では、サンプルの大部分との面接を終了したものの、売上税問題と重なって、あと数人との面接に難行して、完全に終っているとはいえない。しかし、すでに完了した質問票を読むだけでも国会議員の自信の増大が感じとられる。面接調査に関連しては、質問文を作成するための内外文献の研究、外国における質問文の翻訳などが、研究会活動を通じて行われた。

研究成果

(8件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 村松岐夫: 法学論叢. 120巻4.5.6号. 60-89 (1987)

  • [文献書誌] 村松岐夫: 中央調査月報. NO.352. 1-6 (1987)

  • [文献書誌] 村松岐夫,Muramatsu Michio: Journal of Japanese Studies. special issue. 619-638 (1987)

  • [文献書誌] 真渕勝: 阪大法学. 137号 138号. 1-44 25-88 (1986)

  • [文献書誌] 佐藤満: 法学論叢. 121巻2号. (1987)

  • [文献書誌] 的場敏博: 法学論叢. 118巻4.5.6号. 286-327 (1986)

  • [文献書誌] 村松岐夫,伊藤光利: "地方議員の研究" 日本経済新聞社, 198 (1986)

  • [文献書誌] 村松岐夫,伊藤光利,辻中豊: "戦後日本の圧力団体" 東洋経済新報社, 312 (1987)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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