• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1986 年度 実績報告書

経営財務戦略に関する理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60301098
研究機関神戸商科大学

研究代表者

後藤 幸男  神戸商科大, 商経学部, 教授 (50047445)

研究分担者 濱本 泰  大阪経済大学, 経済学部, 教授 (90066803)
山田 珠夫  名古屋大学, 経済学部, 教授 (00068074)
生駒 道弘  和歌山大学, 経済学部, 教授 (10031840)
田渕 進  広島修道大学, 商学部, 教授 (70079284)
森 昭夫  神戸大学, 経営学部, 教授 (30030703)
キーワード財務戦略 / 資本市場 / ベンチャーキャピタル / 財テク / 技術革新 / 財務制度
研究概要

本研究の目的は、激変する企業環境に合目的的に適応する財務戦略の確立を図るところにある。昭和60年度は主に基礎的研究に力を注いだが、昭和61年度はとりわけ実証的研究に力点をおいた。具体的には、1.わが国資本市場の構造変動と企業の財務戦略とのかかわり等を実証的に調査,分析を行った2.わが国のベンチャーキャピタルの実際の行動を調査し、帰納的に戦略パターンの類型化を試みた,3.東証,大証,名証などに上場している企業約1000社を対象に、財務戦略に関するアンケート調査を実施した。4.各地の企業本社工場等を訪問し、財務戦略の具体的な展開の実情や企業の財務戦略システム等の設明を聞き、併せて、会社,工場の見学を行った。実際に訪問した会社名は、東京都のソニー株式会社,愛知県の村田機械株式会社,京都府の立石電機綾部工場,冨山県の吉田工業株式会社,愛知県のホーユー株式会社,東京都の資生堂株式会社である。さらに、銀行,証券会社等の財務専門家に対するヒアリング調査も行った。また随時、研究会を設けて共同研究者相互の意見を交換しあい、問題点の解明、理論の確立に向けて討議を重ねた。
上記の実証的研究,アンケート調査,ヒアリング調査,会社工場等の訪問及び数回にわたる研究会を通じて、わが国企業の財務戦略に関する理論的、実証的解明に向けて、着実に成果が上りつつある。また昨今の円高に対する企業の対応戦略や、財テク等の一連のアップツーデートな問題についても、実証的研究が着実に進んでいる状況である。
今後は、これまでの研究活動を再検討し、かつ不十分な部分の補足調整,追加研究を実施し、また頻繁に研究会を聞いて総合化の試みを検討しながら最終的に研究成果を括めて書物の形で公刊したいと考えている。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] Yukio Gotoh: Institute of Economic Research,Kobe University of Commerce,Working Paper.89. (1986)

  • [文献書誌] 生駒道弘: 経済理論(和歌山大学). 216. (1987)

  • [文献書誌] 濱本泰: 大阪経大論集. 177. (1987)

  • [文献書誌] 山田珠夫: 経済科学(名古屋大学). 34. (1986)

  • [文献書誌] 赤石雅弘,市村・森編: 財務管理の基礎理論 同文館第5章. (1986)

  • [文献書誌] 榊原茂樹: オペレーションズ・リサーチ. (1986)

  • [文献書誌] 田渕進: "西ドイツ経営税務論" 森山書店, (1986)

  • [文献書誌] 森昭夫,市村昭三と編著: "財務管理の基礎理論" 同文館, (1986)

URL: 

公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi