研究分担者 |
肥田野 登 東京工業大学, 工学部, 助教授 (90111658)
篠原 修 東京大学, 工学部, 助教授 (70101110)
窪田 陽一 埼玉大学, 工学部, 助手 (50134333)
北村 真一 山梨大学, 工学部, 助教授 (80143676)
小柳 武和 茨城大学, 工学部, 助教授 (50108205)
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研究概要 |
昭和61年度の研究計画は以下のようになっていた。(1)現地調査対象地に関する資料図面(昭和60年度以降継続して収集)を、分析目的に応じた形で再整理・分割・統合して分析図面とすること。(2)(1)をもとに、沿道土地利用区分面積,緑量面積,道路幅員等の定量的データをパーソナルコンピュータに入力すること。(3)現地調査および文献調査をもとに道路空間の標準的な断面図を作成。(4)現地調査におけるフィールドノート,記録写真および(2),(3)を資料として、ブレインストーミングを行ない、道路空間における諸問題と道路機能・沿道土地利用・地形の3者間の関連の変遷過程と問題を考察する。(5)海外での事例との比較を含めて、今後の道路関連計画への堤言を行なう。 上記(1)〜(5)のうち、現段階で(2),(3)を割愛する計画変更を前提に、研究が継続している。とりまとめの方法も、当初の計画を変更し、研究分担者各人が、それぞれの分担テーマについて、より一層問題を堀り下げた形で考究し、その成果をもって、全体討議を行なうこととした。小柳,斎藤,北村,安島,窪田,笹谷が分担テーマについての具体的な研究報告を行ない、研究分担者全員による討論をとりまとめて、篠原がこれを報告するという形式をとることとした。予算規模は、研究グループの強い要請にもかかわらず縮小されたということが、研究計画の変更を余儀無くした。また、具体的な作業を通じて、性格の異なる道路空間を共通する一元的な視点で説明することが有効でないとの判断もなされた。現在、各分担者が報告書提出準備を行っているが、計画変更があった故に、成果報告の予定期日がズレ込む可能性が大きい。
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