研究課題
本研究は 次の5つのサブテーマを設けて進めた 全体としては第1年度に引続き 大正期から昭和前後(21年まで) 昭和後期(22年以降)に分けて文献・資料の収集と整理を行った【I】地理教育論 この課題では、戦後 社会科教科書の作成に当ってGHQとの接渉経過などについて整理した(別技)【II】地理教育の制度史 近代地理教育史の年表作成(木本 星野)及び文献収集を行った。【III】地理教科書 大正期から昭和後期に至る間の教科書を中心に資料を収集し それに基づいて 地理教育の変遷について調べた(中川 坂口)【IV】地理教育の実践 第二次世界大戦後の社会科創設期の教育実践から昭和後期に至る教育実践史について調べた。昭和後期に至ってその内容が変わる様子について調べた(小峰、大井 久保田)。【V】地理意識 大正期から昭和後に至る例えば国語の教科書あるいは エッセなどにみられる地理意識について調べた(西沢)以上各サブテーマの研究を進めるとともに メンバー全員で分担を決め雑誌及び単行本などのカードを取り データーベースとして整理した。以上 第1年度に引続き 基礎的資料を収集し 第3年度の全体総括へと準備が整った。