研究課題/領域番号 |
60301108
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
高橋 潤二郎 慶応大, 経済学部, 教授 (30051410)
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研究分担者 |
中林 一樹 東京都立大学, 理学部, 助手 (80094275)
野上 道男 東京都立大学, 理学部, 教授 (50087144)
久保 幸夫 お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (40107694)
武内 和彦 東京大学, 農学部, 助教授 (90112474)
伊藤 喜栄 慶応義塾大学, 経済学部, 教授 (50019303)
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キーワード | 細密数値情報 / 土地利用 / 土地条件 / 地形計測 |
研究概要 |
細密数値情報を用いて、首都圏における土地利用の現況と変化の動向の構造的特性とともに、それが地形的立地とどう関連しているのかを具体的に解明しようとする目的で60年度から研究を始めた。 2年目の本年度は、昨年度に引き続き研究分担課題ごとの作業を行った。作業結果は次の通りである。 1.細密数値情報の未入手分と機器の購入を完了した。 2.土地利用の動態解析のために、景観地域,住宅地,工業地,農林業地の変化傾向が、それぞれいかなる地形条件に基づいて展開されてきたかの分析作業をおこなっている。最終年度の62年度はそれらの結果を総合し、地形が土地利用をどう規定し、また人間が地形をどう克服してきたかを検討する。 3.ゾーニングと土地利用との関係の検討を行った。特に、用途地区規制、あるいは都市計画区域の設定による影響については、継続して分析を行っている。 4.土地条件の異なる事例地区について、地形と土地利用出現頻度並びにその経時的変化を検討した。さらに、事例地区における、平坦面・崖線・尾根線・山麓線などの地形線に沿った土地利用の分布と変化傾向について把握する作業を継続して行っている。 5.ランドサットTM画像データの購入が遅れたため、細密数値情報での土地利用とTM画像上のデータとの対応関係の検討が遅れているが、次年度には作業を完了する。
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