研究分担者 |
鈴木 啓助 東京都立大学, 理学部, 助手 (60145662)
野上 道男 東京都立大学, 理学部, 教授 (50087144)
久保 幸夫 お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (40107694)
武内 和彦 東京大学, 農学部, 助教授 (90112474)
伊藤 喜栄 慶応義塾大学, 経済学部, 教授 (50019303)
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研究概要 |
細密数値情報を用いて, 首都圏における土地利用の現況と変化の動向の構造的特性とともに, それが地形的立地とどう関連しているのかを具体的に解明しようとする目的で60年度から研究を始めた. 作業結果は次の通りである. 1.細密数値情報を磁気テープから読み込み, 処理し, 画面に出力し, プリンタに出力するすべてのプログラムを完成した. 2.山地を除く東京都の平野部を事例に取り上げ, 各地形単位ごとに土地利用の特徴とその変化動向を検討した. 東京都平野部においては, 地形単位ごとに土地利用の構成が大きく異なり, また土地利用変化の傾向もある程度地形単位の性格を反映したものとなっていることが明らかになった. 3.土地利用規制(ゾーニング)と自然立地条件が土地利用秩序の変容過程に及ぼした影響, 土地利用規制と自然立地条件の関連と整合性を分析・考察した. 4.メッシュデータである細密数値情報及びランドサットTMデータを用いて, 土地利用と地表面温度の関係を定量的に解析し, 両者の関係についての検討を行なった.
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