| 研究分担者 |
青本 和彦 名古屋大学, 理学部, 教授 (00011495)
松本 幸夫 東京大学, 理学部, 助教授 (20011637)
小田 忠雄 東北大学, 理学部, 教授 (60022555)
岡本 清郷 広島大学, 理学部, 教授 (60028115)
伊原 康隆 東京大学, 理学部, 教授 (70011484)
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| 研究概要 |
この総合研究は, 基礎数理の研究に関する長期計画の一部であり, 現在計画されている基礎数理研究所の活動の可能な部分を, 先取りして実行するために設けられたものであります. 科学研究費総合Aの範囲で, その活動には自ずと限度がありますが, 大別して次の二つを実行しました.
1.我が国の基礎数理の研究の中で, 最も活発な分野で, 研究集会を定期的に年2回開催して, あわせて国際的報告集のSeries Adranced Studies in Pure Mathematics Kinokuniya-North-Holland を発刊して, その成果を発表する.
2.重要な研究を進行中の研究者を, その研究にとって最も適切と思われる研究機関に派遣して, 活動を促進する. その成果は, 国内外の数学専門誌に発表されている. その一端は研究報告書(添付資料)に報告する.
本研究は多方面にわたり, 代数幾何学, 可換環と組合せ論, 数論, 数論的代数幾何学, リー群の表現と解析学への応用, 理論物理学の代数的取扱等, 現在数学の主流をなす分野が融合しつつある状況が, この総合研究によってうまく適用させられた. 昭和57年より3回にわたるこの総合研究Aの活動により, かつて存在しなかった総合的な研究気風と強力な研究組織が出来つつある. 基礎数理研究の発足へのつなぎとして, 国際的責任としてもこの総合研究は続けられるものと思う. 次回から青本和彦(名大・教授)が小田忠雄(東北大・教授)の助力のもと続いて申請する.
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