研究課題/領域番号 |
60302048
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
辻 三郎 阪大, 基礎工学部, 教授 (60029527)
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研究分担者 |
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学部, 教授 (30023138)
松山 隆司 東北大学, 工学部, 助教授 (10109035)
杉原 厚吉 東京大学, 工学部, 助教授 (40144117)
北橋 忠宏 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (70029453)
大田 友一 筑波大学, 電子情報工学系, 講師 (50115804)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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キーワード | コンピュータビジョン / 世界モデル / コンピュータグラフィックス / 知識 / 3次元モデル / 運動モデル |
研究概要 |
コンピュータ内に世界モデルを表現し、それを用いてコンピュータビジョンが周囲の環境を認識する研究は、人工知能の重要課題であるが、それを統一的に検討しようという試みは内外とも見あたらない。本研究は、それぞれの対象分野で提案された代表的アイデアと技法をほとんどくまなく取り上げて、第一線の専門研究者によって集中的に比較検討する。 1.幾何モデル コンピュータビジョンやロボットの行動計画などに必要な幾何モデルによる世界表現の有効性と効率の問題点が明確にされ、従来開発されたコンピュータグラフィックス用のモデルでは不十分で、多様のデータ構造が望まれる。 2.学習モデル 物体を撮像した画像からモデルを自動的に学習して作る手法が示され、その構造化と認識に利用する際の問題点が討議された。 3.ボクセルモデル 3次元データから構築するボクセルモデル、その演算法、グラフィックスへの応用の問題点が示された。 4.構造線モデル 曲面物体を構造線を用いて数学的に表現する手法が紹介された。 5.地図モデル 大量でしかも広範囲の地域情報をモデル化するための地図モデル、その構造と処理法について討議された。 6.全体討議 これらの多様のモデル表現の問題点、利用法、さらに現実に産業界で利用されている視覚システムとの関連性を討議し、今後の研究方針を探究した。
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