研究分担者 |
荒牧 軍治 佐賀大学, 理工学部, 助教授 (60039279)
岡林 隆敏 長崎大学, 工学部, 助手 (90039686)
高西 照彦 九州工業大学, 工学部, 教授 (10039034)
成富 勝 九州大学, 工学部, 助手 (70172591)
烏野 清 九州大学, 工学部, 助教授 (60037877)
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研究概要 |
本研究は自動車交通の増大、高速化に伴い、道路沿線の騒音・振動ならびに橋梁から発生する低周波空気振動が益々増加し、大きな公害問題になっているので、その予測法と低減法とを検討しようとするものである。 1.各種自動車の発進時,減速時,定速走行時の騒音レベルを道路に沿って等間隔に配置した騒音計で測定し、走行速度あるいは加速度と騒音パワーとの関係を求め、交通流による騒音推定の基礎資料を得た。 2.時間交通流、大型車混入率などの交通条件が与えられた2車線又は4車線の種々の勾配をもつ道路交叉点において、信号変化に対応する交通流のシミュレーションを行い、交叉点近傍の道路沿いの騒音レベルの時間的変動を求めるとともに、交叉点における騒音分布を解析した。これらのシミュレーションにより、交叉点における騒音の推定が可能となった。 3.路面不整によっておこる橋梁の振動を不規則振動の立場から解析し、自動車の固有振動数と橋梁の固有振動数との関係、連行車両の車頭間隔および走行車両台数、走行速度などが橋梁の振動に及ぼす影響を定量的に解明し、低周波空気振動発生の条件の解明を試みた。 4.走行自動車による沿道の地盤振動の予測を行うための基礎資料として、軟弱地盤を対象として、自動車種別,路面種別,走行種別毎に、地盤振動を測定して、その間の関係を求めたが、地盤振動に及ぼす因子の数が多く、一定の関係を見出すことはできなかった。
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