研究分担者 |
山形 耕一 茨城大学, 工学部, 教授 (70002053)
竹内 伝史 中部大学, 工学部, 教授 (70065283)
本多 義明 福井大学, 工学部, 助教授 (40023197)
清水 浩志郎 秋田大学, 鉱山学部, 教授 (30006655)
佐藤 馨一 北海道大学, 工学部, 助教授 (00091455)
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研究概要 |
研究成果報告書には次の諸論文が納められている. 1交通基盤整備は地域振興の起爆剤になりうるか(樗木), 2地方都市交通にいま求められているもの(稲村, 徳永), 3交通計画対象地域の設定と道路網整備の理論(清水, 佐藤), 4地方都市に公共交通は可能か(竹内), 5わが国における戦後の都市交通政策の展開(加藤), 6地方都市における交通計画システムの不備をどう克服するか(山形), 7地域性を考慮した交通計画づくりの必要性(本多), 8地方都市と計画についての考察(花岡), 9地方都市・地方都市交通とは(シンポジウム), 10地方都市の交通計画に求められているもの. (1)地方都市の概念:大都市以外の都市を地方都市と呼ぶ. (論文3, 8, 9, 10) (2)地方都市の空間構造:大都市が市街地の連続する空間から成立するのに対し, 地方都市は都市部, 都市近郊部, 農村部, 山村部から成立して都市の空間概念が拡大している. (論文3, 8, 10) (3)地方都市交通計画論:1)空間対応計画論;地方都市の空間計画と対応した一体的な交通計画が必要である. (論文1, 2). 2)機能特性分析・評価論;地方都市の交通現象を把握・分析して, それに立脚した交通計画法の確立が必要である. (論文3, 4, 5). 3)計画策定論;地方都市の交通計画策定のために総合的調整機関, そのための組織および人材の育成, 計画権限の自治体レベルへの委譲, 一括補助制度への移行などが必要である. (論文6, 7, 8).
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