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1986 年度 実績報告書

木材構造用接着剤の新しい耐久性評価に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60302082
研究機関東京大学

研究代表者

水町 浩  東大, 農学部, 教授 (40022165)

研究分担者 山岸 祥恭  静岡大学, 農学部, 教授 (60022042)
阿部 勲  三重大学, 農学部, 教授 (20024581)
浜田 良三  近畿大学, 農学部, 教授 (60088169)
佐々木 光  京都大学, 木材研究所, 教授 (50027158)
坂田 功  九州大学, 農学部, 教授 (10038169)
キーワード木材用接着剤 / 構造用接着剤 / 耐久性 / クリープ / 疲労 / 静的接 / 強さ / 促進促化試験
研究概要

本研究は、我国における主要な木材接着研究者を動員して、木材構造用接着剤の耐久性を総合的、科学的に解明し、その評価法を確立しようとするものであるが、今年度はその2年目の計画を実行した。各研究者は計画調書に記入された役割分担に従って各々の分野の実験を行い、その結果を報告書にまとめた。以下、研究実績の概要を示す。Aグループ(坂田,樋口,白石,阿部,富田,竹村,中尾)は接着剤の分子設計、合成と化学的性質の解析を行った。まず木材工業で多用されているアミノ系樹脂およびフェノール系樹脂について研究し、接着剤の化学的性質が接着耐久性と密接な関係をもっていることを示した。またリグニン、タンニンなどの天然ポリフェノールやカルポキシメナル化木材を原料として有用な構造用接着剤を合成するための基礎的研究を行った。これらの新規接着剤は十分な耐水接着性を発揮するが、これに多価イソシアネート系架橋剤を添加すればさらに接着性能が向上することを確認している。Bグループ(浜田,高谷,滝,末松,佐々木,石原,作野,秦野,後藤,往西,上原)は接着剤の物性と接着耐久性との関係について基礎的検討を行った。接着剤の構造・物性の変化に対応して接着性能が典型的に変化することが多くの系について確認された。特にエポキシ樹脂については、硬化皮膜の力学的性質と接着の疲労耐久性ならびにクリープ耐久性との関係を解明する実験が行われ、破壊力学的な解析が進められた。またポリオレフィン系接着剤や水系接着剤に対するイソシアネートの添加効果についても研究が行われた。Cグループ(金田,鈴木,富永,山岸,吉田,大熊徳田,関野,有馬,斉藤,平井,鈴木,梶田)は木質材料の耐久性と接着耐久性の評価法の開発研究を行った。従来から行われている耐久性評価法と新規に考察された試験法につき、比較検討をおこなった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 水町浩: 繊維と工業. 42. 33-43 (1986)

  • [文献書誌] A.Takemura: J.Appl.Polym.Sci.30. 4031-4043 (1985)

  • [文献書誌] A.Takemura: J.Appl.Polym.Sci.31. 1351-1362 (1986)

  • [文献書誌] A.Takemura: J.Appl.Polym.Sci.32. 3489-3498 (1986)

  • [文献書誌] Y.Hatano: Holzforschung. 40,4. 255-258 (1986)

  • [文献書誌] 吉田弥明: 木材学会誌. 32. 432-438 (1986)

  • [文献書誌] 水町浩著 山口章三郎監修: "接着・粘着の事典" 朝倉書店, 38-56 (1986)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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