研究分担者 |
高田 紀代志 宮城学院女子大学, 学芸部, 助教授 (80163210)
杉山 滋郎 筑波大学, 哲学・思想学系, 講師 (30179171)
田中 国昭 千葉大学, 工学部, 教授 (10015042)
高山 進 三重大学, 教育学部, 助教授 (80154920)
井上 隆義 岩手大学, 人文社会科学部, 助教授 (00168452)
山崎 正勝 東京工業大学, 工学部, 助教授 (20106959)
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研究概要 |
第二年度の具体的な目標は、初年度の横断的・統一的な視点に基づく、実証研究である。以下、第二年度の経過を振り返り、実績の概活を行う。 1.研究資料・文献の調査と入手について:国内文献については東北大学理学部に所蔵されている資料・文献の概要を調査するとともに、前年度に引き続いて関連研究機関より資料を入手した。また、すでに入手した複写資料等は、製本・分類を行った。一方、国外資料・文献については、前年度に調査した資料・文献を逐次入手した。国内外の資料の収集により、数理物理学史,力学史,光学史,電磁気学史,熱学・熱力学史,原子物理学史の学説史ばかりでなく、物理実験と測定技術、物理研究機関・制度、科学思想等の領域に渡り、研究目的の一つである「横断的・統一的視点」を遂行する上で、資料面からの作業準備がかなり進んだ。なお、分類・整理の作業等も進め、「研究センター」化のより一層の充実を図っている。 2.各研究テーマとその総合化の達成状況について:数回の小研究会および打合せ会を行った他、総合化をはかるため二回の全体研究会を開いた。前年度の全体研究会での議論を踏まえ、各研究テーマのアプローチや実証の手続きの発展を図った。なお、幾つかの研究テーマでは、実証研究の立論を済ませ、残るテーマでもほぼ実証研究に入ることが出来た。それらの内容を示せば、熱化学と熱力学の連関,力学と職業教育との連関,スペクトル分析や熱輻射研究の光学・熱理論および力学への影響,作用量子の次元解析による導出,実験手段の系と生産技術との連関,モデル・アナロジー論と熱・光・電気の理論的解析,電磁気学における物理量の分類とベクトル演算、などである。 3.研究成果について:各研究者分担者による個別の報告のほか、昨年同様、『研究年報』第二号に取りまとめた。
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