• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1986 年度 実績報告書

19世紀における物理諸科学の成立と物理学的認識および手法の変遷

研究課題

研究課題/領域番号 60302092
研究機関横浜国立大学

研究代表者

藤村 淳  横国大, 教育学部, 教授 (50017761)

研究分担者 高田 紀代志  宮城学院女子大学, 学芸部, 助教授 (80163210)
杉山 滋郎  筑波大学, 哲学・思想学系, 講師 (30179171)
田中 国昭  千葉大学, 工学部, 教授 (10015042)
高山 進  三重大学, 教育学部, 助教授 (80154920)
井上 隆義  岩手大学, 人文社会科学部, 助教授 (00168452)
山崎 正勝  東京工業大学, 工学部, 助教授 (20106959)
キーワード近代科学史 / 19世紀 / 物理学史
研究概要

第二年度の具体的な目標は、初年度の横断的・統一的な視点に基づく、実証研究である。以下、第二年度の経過を振り返り、実績の概活を行う。
1.研究資料・文献の調査と入手について:国内文献については東北大学理学部に所蔵されている資料・文献の概要を調査するとともに、前年度に引き続いて関連研究機関より資料を入手した。また、すでに入手した複写資料等は、製本・分類を行った。一方、国外資料・文献については、前年度に調査した資料・文献を逐次入手した。国内外の資料の収集により、数理物理学史,力学史,光学史,電磁気学史,熱学・熱力学史,原子物理学史の学説史ばかりでなく、物理実験と測定技術、物理研究機関・制度、科学思想等の領域に渡り、研究目的の一つである「横断的・統一的視点」を遂行する上で、資料面からの作業準備がかなり進んだ。なお、分類・整理の作業等も進め、「研究センター」化のより一層の充実を図っている。
2.各研究テーマとその総合化の達成状況について:数回の小研究会および打合せ会を行った他、総合化をはかるため二回の全体研究会を開いた。前年度の全体研究会での議論を踏まえ、各研究テーマのアプローチや実証の手続きの発展を図った。なお、幾つかの研究テーマでは、実証研究の立論を済ませ、残るテーマでもほぼ実証研究に入ることが出来た。それらの内容を示せば、熱化学と熱力学の連関,力学と職業教育との連関,スペクトル分析や熱輻射研究の光学・熱理論および力学への影響,作用量子の次元解析による導出,実験手段の系と生産技術との連関,モデル・アナロジー論と熱・光・電気の理論的解析,電磁気学における物理量の分類とベクトル演算、などである。
3.研究成果について:各研究者分担者による個別の報告のほか、昨年同様、『研究年報』第二号に取りまとめた。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] Jun FUJIMURA: Science Reports of the Yokohama National University. 33. 19-27 (1986)

  • [文献書誌] 高山進: 19世紀物理学史研究-その課題と展望-. 1. 2-13 (1986)

  • [文献書誌] 井上隆義: 19世紀物理学史研究-その課題と展望-. 1. 14-24 (1986)

  • [文献書誌] 田中国昭: 19世紀物理学史研究-その課題と展望-. 1. 25-29 (1986)

  • [文献書誌] 兵藤友博: 19世紀物理学史研究-その課題と展望-. 1. 37-52 (1986)

  • [文献書誌] 藤村淳: 19世紀物理学史研究-その課題と展望-. 1. 66-72 (1986)

  • [文献書誌] 藤村淳,肘岡義人,江上生子,兵藤友博: "創造の足あと-科学の歩みを辿って-" 東京教学社, 300 (1987)

  • [文献書誌] 下坂英,杉山滋郎,高田紀代志: "科学と非科学の間" 木鐸社, 300 (1987)

URL: 

公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi