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1986 年度 実績報告書

向真核細胞活性を有する微生物代謝産物の検索と開発に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 60303026
研究機関東京大学

研究代表者

奥田 重信  東大, 応用微生物研究所, 教授 (30013296)

研究分担者 藤田 哲朗  京都大学, 薬学部, 教授 (40027024)
中村 昭四郎  広島大学, 医学部, 教授 (40013304)
野副 重男  東北大学, 薬学部, 教授 (50013305)
三上 襄  千葉大学, 生物活性研究所, 助教授 (40092100)
山崎 幹夫  千葉大学, 生物活性研究所, 教授 (70089598)
キーワード向真核細胞活性 / 微生物代謝産物 / 向真経性 / 血小板凝集抑制 / 抗腫瘍性 / 抗カビ性 / アクチン / 微小管タンパク活性阻害
研究概要

山崎はモノアミン酸化酵素阻害物質として、Talaromyces luteusよりTL-1(【IC_(50)】=6.6×【10^(-6)】M)EmericellanavahoencisよりENA-1(【IC_(50)】=3.0×【10^(-7)】M)を単離構造決定。大村は放線菌2400株の「血小板凝集抑制物質の検索」により、Medermycin・2-Methylfervenuloneなどに活性を認め、前者の類縁体についても活性検討。鈴木はSporaviridinのアミノ基アセチル体の主成分(N-Ac-SVD-【A^(1,2)】,【B^(1,2)】,【C^(1,2)】)の構造決定。三上は新サフラマイシンY(側鎖:アラニン)を製造し、更に27種の新誘導体を合成。山本はMacrophomacastaneicolaD-58,78株、DidymosporiumP-38,48の代謝産物の検討を行い、またMonordenの抗腫瘍活性を試験。中村は抗酵母抗生物質Neo-enactin【B_(1,2)】,【M_(1,2)】の構造決定。山口は「エルゴステロール生合成を特異的に阻害する抗生物質の新検索法」により、土壌由来の放線菌・細菌など2000株の検討。名取はPhomopsissp.(68-GO-164)の生産する「アクチン繊維に対する活性物質」CytochalasinN,Oなどを単離構造決定。佐藤はdl-Hexestrolの光学分割を行い、微小管蛋白重合阻害活性を調査し、50μΜではmeso体>(+)体>dl体>(-)体、100μΜではdl体>meso体>(+)体≧(-)体の順で活性が変化することを確認。奥田は「イネイモチ病菌菌糸を用いる微小管蛋白作用物質の検索法」により、ケカビ目(45株)・土壌菌より分離したカビ(129株)の検討を行い、前者7株後者9株の培養液が菌糸異常形態を示すことを確認。野副はキハツダケより2種、コウモリタケより4種の抗菌性化合物を単離構造決定。藤多はTrichoderma polysporumの生産するα-アミノイソ酪酸含有ペプチド性抗生物質Trichosporin-B-【V】,B-【I】a,B-【III】-a,bの構造を解明。班連絡会議:昭和62年2月13日東京大学山上会館で開催。研究成果の報告・討論を行った後、62年度(最終年度)の計画・将来の展望について打合せを行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 山崎幹夫: マイコトキシン. 23. 41-45 (1986)

  • [文献書誌] 矢沢勝清: J.Antibiotics. 39. 1639-1650 (1986)

  • [文献書誌] S.K.Roy: J.Antibiotics. 39. 717-720 (1986)

  • [文献書誌] S.K.Roy: J.Antibiotics.

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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