研究分担者 |
岡 博 東京大学, 医学部, 教授 (10010258)
大沢 利昭 東京大学, 薬学部, 教授 (40012603)
遠藤 実 東京大学, 医学部, 教授 (50009990)
石山 いく夫 東京大学, 医学部, 教授 (10082075)
飯尾 正宏 東京大学, 医学部, 教授 (80143486)
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研究概要 |
本総合研究としては、昭和61年度下記の7件に対して補助を行った。(1)歯周病変の成立と破壊機序及び治療法に関する総合研究。世話人:池田克己(城西歯科大、歯),原耕二(新潟大、歯),加藤伊八(長崎大、医),(2)動物実験施設の利用者教育。世話人:中野健司(北里大、医),前島一淑(慶応大医),(3)生体運動。世話人:佐藤英美(名大、理),馬淵一誠(東大、教養),大槻磐男(九大、医),(4)プロテアーゼとプロテアーゼインヒビター-その生理機能と相互作用の分子機構。世話人:佐々木実(名市大、医),石井信一(北大、薬),(5)神経系形成と蛋白質発現。世話人:黒川正則(東大、医、脳研)和田博(阪大、医),(6)食生態の変容と歯科疾患の疫学。世話人:井上直彦(東大、医),中村治郎(鶴見大、歯),(7)複合糖質の構造と機能の解析。世話人:永井克孝(東大、医),大沢利昭(東大、薬)。 ここに見られる通り、援助対象の研究領域は医学,薬学,歯学,生物学の広い範囲にわたり、また夫々の公開討論会の内容も濃密なものであった。特に生体運動の合同班会議は基礎生物学のレベルから高等動物の特殊な細胞(破骨細胞や肥満細胞)に至るまでの広範な問題について118題の演題を3日間に亘って討論したものもあった。総合研究の成果を単に実績報告書として残すだけでなく、関連領域の研究者と公開討論の場で広く検討し、情報を交換してより充実したものにして発展させるという本総合研究の趣旨はよく徹底し、プログラム,ポスターの配布などにも夫々充分配慮がなされた。今後の問題点については、2回に亘り、本研究班の班会議の形で検討がなされた。が、従来の募集方式の外に、重要と思われる課題については積極的に呼びかけを行うことや、総合研究(B)の中にも重要なものがあれば考慮することなどが更に本総合研究の実を挙げる上で必要であるとの点で意見の一致を見た。
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