研究課題/領域番号 |
60304085
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村地 孝 京都大学, 医学部, 教授 (10089104)
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研究分担者 |
戸谷 誠之 京都大学, 医学部, 講師 (70163988)
高井 信治 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (20013188)
江刺 正喜 東北大学, 工学部, 助教授 (20108468)
筏 義人 京都大学, 医用高分子研究センター, 教授 (00025909)
相澤 益男 東京工業大学, 工学部, 教授 (00016742)
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キーワード | 固定化酵素 / バイオセンサー / 連続モニター / 生体親和性 / 臨床検査 / 血中成分分析 |
研究概要 |
病態把握を適格に行う上で臨床検査情報は欠くことのできないものとなっている。なかでも、刻々と変化する生理的・病的生体情報を得て、診断や治療の効果向上を計るためには、連続的な検査情報の採取が必要となる。このような目的のために、循環動態、心肺機能などの生理学的検査項目の連続的監視はすでに行われているが、血中成分の化学分析データの連続監視システムはまだ確立されていない。本研究は、生体成分の連続監視検査の実用化について、特に複数項目の総合的監視にその力点の1つを置き、標記システムの実用化についての基本対策を確立しようとするものである。 (1)検知基礎技術の確立に関する研究:臨床検査におけるセンサー、特にバイオセンサーの現状と展望につき知見を整理するとともに、グルコースセンサーとNa^+及びK^+イオンセンサーを組合わせた連続モニター装置の開発研究を続行した。また、金属電極表面に直接酵素膜を形成し、しかも密着固定しうる新方法の開発が行われた。検出系にアルゴンレーザー技術を応用する試みもなされた。その他、生体内埋込型センサーを目指して、超小型血液ガス濃度モニタシステムの試作も行われた。 (2)連続監視測定系の生体親和性の研究:高分子表面の基礎と応用に関する展望がまとめられ、特に生体親和性を目指した高分子の開発研究が行われた。非水系における酵素反応の基礎研究成果をふまえて、固定化酵素担体の生体内適合性が、特に、コラーゲンポリプロピレンメッシュ複合体を材料として詳しく研究された。
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