研究概要 |
1.次の事項が着実に実行された. イ.中性子速度選別機の実施設計を行った. (好村, 武田) ロ.検討の結果, 次の性能をもつ中性子速度選別機が必要となった. 波長範囲 λ=2.8〜30A 波長分解能 Δλ/λ=10〜35% 透過率 T=75% ハ.ハンガリー物理学中央研究所で開発された, 多重円盤中性子速度選別機は上の性能を満たすことが判明した. ニ.同機を発注, 入荷し, 所期の性能を持つことを確認した. ホ.鉄・ニッケル合金に関して, キュリー点より上で中性子スピンエコー法の信号を観測した. 信号の強度は, ILL, グルノーブルの1/100しかないが, 今後の改良によって, 1/10まで上げることができる見通しを得た.
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