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1985 年度 実績報告書

福山市を中心にする新機能都市圏形成に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 60400013
研究機関福山大学

研究代表者

蛯谷 米司  福山大学, 教授 (50033527)

キーワード人口動態 / 蘭学の受容 / 商業近代化 / コミュニティ形成理論 / い泥 / 薬用植物(サフラン) / 福山社会圏
研究概要

福山市を中心とする広域圏(福山圏)の総合的研究を試みる共同研究の第1年度は、その基礎的研究に重点が置かれた。
第1は広域圏の人口分析である。人口は社会の基本的構成であり、この分析は今後の研究の基礎を成すものと考えている。本年度は、戦後期から現在に至るまでの人は動態を手がかりに、福山市を中核とする社会圏が現実に存在していることを明らかにした。
第2は、福山圏における文化を取り上げ、本年度は幕藩時代における蘭学の受容の歴史的考察、郷土の詩人である木下夕爾の研究が行われた。これは現在の当圏城における文化の様相を研究するための基本的視覚を提示するものである。
第3は圏城の経済構造の分析である。そのためには圏城内の市町の個別的・具体的解明が必要である。今回はその一つとして、沼隈町の商業を分析し、商業の近代化についての研究が行われた。
第4として、我々の研究を進めるためには、その基礎理論としてのコミュニティ理論が必要とされるものと考えられる。そのためのモデル形成の試みが行なわれたが、そこから提示されるものが、芝同研究者の共有物として吸収されねばならない。
第5は、福山圏とその隣接地には大量のい泥が存在しているが、その存在量の確定及び工系的利用の可能性についての化学的分析が行われている。さらに、薬用植物(サフラン)の生態調査が行われといるが、これはさらに継続的調査が必要であって、その成果は今後に期待される。
以上のような本年度の研究によって共同研究の基礎がある程度形成されたものといえるが、その成果は本年4月発行予定の「福山大学人間科学研究センター紀要」(第1号)に発表される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福山大学人間科学研究センター紀要. 1-1.

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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