研究概要 |
分析の対象 弥生時代, 古墳時代の遺跡から出土する青銅器を中心にそれらの材質調査を継続しておこなった. 今年度は, 銅鐸, 銅矛を中心に分析した. また, 青銅鏡についても 分析結果 従来の研究結果からも, 時代差, 様式差による組成成分のちがいについて論じられている銅鐸については, 本研究でも同じ傾向を示す結果を得ているが, 荒神谷遺跡出土の六口の銅鐸については, さらに考古学的考察を得て検討しなければならない. 銅剣についてはひき続き, 分析をおこなっているが, すべてを検討した時点でなければ結論を下すことはできないが, 少なくとも三種類以上の組成の差がある. しかし, 材質についてはすべての調査を終えるまで結論を出せず, ひき続き分析作業を実施していく.
|