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1986 年度 実績報告書

野尻湖における人類遺跡の層位学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60420015
研究機関信州大学

研究代表者

酒井 潤一  信大, 理学部, 助教授 (30020663)

研究分担者 野村 哲  郡馬大学, 教養部, 教授 (20008155)
赤羽 貞幸  信州大学, 教育学部, 助教授 (40089090)
公文 富士夫  信州大学, 理学部, 助手 (60161717)
熊井 久雄  信州大学, 理学部, 助教授 (40020680)
キーワード第4紀 / 人類遺跡 / 層序 / 火山灰編年 / 古環境復元
研究概要

(1)地質調査および分析・測定試料の採取
8月と10月に黒姫山体の地質調査および試料採取にとり組み、昨年度、黒姫山麓で作製した1/25000地質図を山体にまで拡大した。
11月〜2月には、発掘地に近い野尻湖畔および仲町丘陵周辺において、精密な地質調査と測量を行ない、昨年度の調査を補充した。また、この調査によって、年度末〜新年度にまたがるために、本研究計画には加えていないが、実質的に本研究と関連する第10次野尻湖発掘(昭和62年3年25日〜4月3日)を行なうための基礎的な地質・地形に関する資料を得ることができた。第10次野尻湖発掘で得られる豊富な地質,古地理,古生物,人類遺物などの試料は、昭和62年度における本研究のまとめに活用する予定である。
(2)室内における試料の分析・測定
本年度は、主な備品としては、磁気天秤を講入し、火山灰中の強磁性鉱物のキュリー温度測定を開始した。モノクロメーターによる火山ガラスの屈折率測定およびこの資料のデータベース化をはかり、統計処理による火山灰同定ならびに対比,昨年度調査で採取した試料の花粉分析,現野尻湖底堆積物の粒度分析も進行中である。
現湖底堆積物の堆積学的研究,花粉化石,植物化石,昆虫化石,火山灰中の強磁性鉱物のキュリー温度に関する研究成果の一部は、野尻湖発掘調査団専門グループ協力を得て、「野尻湖の発掘4」(1987)として公表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野尻湖発掘調査団: "野尻湖の発掘4" 地学団体研究会, 213 (1987)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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