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1986 年度 実績報告書

骨髄巨核球性白血病の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60440055
研究機関新潟大学

研究代表者

柴田 昭  新大, 医学部, 教授 (10004772)

研究分担者 高橋 益広  新潟大学, 医学部, 助手 (90179531)
小池 正  新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (30170161)
高橋 芳右  新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (70163285)
森山 美昭  新潟大学, 医学部附属病院, 助教授 (00018706)
服部 晃  新潟大学, 医学部, 助教授 (10018731)
キーワード巨核球性白血病 / 血小板ぺルオキシダーゼ / 血小板糖蛋白【II】b / 【III】a / 白血病表面抗原
研究概要

血小板膜特異糖蛋白(GP)【II】b/【III】a複合体と血小板ペルオキシダーゼ(PPO)とがともに陽性である巨核芽球性白血病症例について巨核芽球の表面抗原の解析をおこなった。その結果、巨核芽球にはCD【W_(13)】(MY7,MCS)は発現していないが、MY9が発現していることが明らかとなった。(文献(1))。
MY9と同じエピトープをもつモノクロナル抗体【L_4】【F_3】を用いて、これが顆粒球系前駆細胞(CFU-GM)のみならず、多能性幹細胞(CFU-GEMM),赤芽球系前駆細胞(BFU-E)にも発現していることを確かめている(文献(2))が、今後巨核球系前駆細胞に出現しているかどうか検討の予定である。PPO(類似)活性は造血細胞では血小板,巨核球の他に活性化単球,マクロファージ,マスト細胞などで見い出されるが、(異常)赤芽球にも検出される場合があることが明らかとなった。(文献(3))
一方、GP【II】b/【III】aは従来、血小板に特異的と考えられてきたが、最近、血管内皮,単球(?),赤芽球系由来細胞株(HEL,K562)にも発現していることが報告されている。今回、好塩基性急性転化由来細胞株であるKU812にもGP【II】b/【III】aが強く発現されていることが明らかとなった(文献(4))

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Tadashi Koike et al: Blood. 69. 957-961 (1987)

  • [文献書誌] Andrews RG;Masuhiro Takahashi et al: Blood. 68. 1030-1035 (1986)

  • [文献書誌] Tadashi Koike et al: British Journal of Haematology. 64. 621-624 (1986)

  • [文献書誌] Tadashi Koike et al: Experimental Haematology. (1987)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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