1. 本研究の目的 成長期にある小児を対象とする歯科臨床においては、とくに歯・顎・顔面頭蓋の成長発育を支配する各要因に関しての詳細な知識を必要しする。本研究では、ラット及びマウスなどの純系実験動物を用いた支配実験を行い、歯・顎・顔面領域の成長を支配する遺伝と環境の役割を明らかにしようとするものである。 2. 研究成果 本年度の研究計画は、過去3年間にわたって逐行した研究結果にもとづき、歯・顎・顔面頭蓋の成長発育を支配する遺伝要因が、経時的に推移する様相を明らかにし、本研究の総括を行って国内外の学会に論文発表する予定であったが、裏ページの研究発表の項にあるとおり、英文3編を論文公表し、他に2件を現在作成中である。また研究内容の一部は、本年6月に行われる第12回国際小児歯科学会においても発表予定である。
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