沖繩における長寿者の食生活に関する研究

1988 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 60440101
• 研究機関: 琉球大学
• 研究代表者: 外間 ゆき 琉球大学, 教育学部, 教授 (00044884)
• 研究分担者: 福田 亘博 琉球大学, 農学部, 助教授 (40117586) ; 知念 功 琉球大学, 農学部, 教教授 (00045105) ; 東盛 キヨ子 琉球大学, 教育学部, 助教授 (60044947) ; 佳 正子 琉球大学, 教育学部, 助教授 (20044935) ; 尚 弘子 琉球大学, 教育学部, 教授 (40044888)
• キーワード: ひとえぐさの成分 / 沖繩あおさ・おごのり / コレステロール下降

研究概要

1.研究目的 沖繩の長寿者の食生活と生活状況について聞き取り調査を行ないその利用食品の中から特徴のあるものの食品分析と動物実験による生理的効果を検証して、長寿と食生活との関係を考察することを目的とした。本年度は4年間の成果を総括し、研究報告書を作成する。
2.方法(1)聞き取り調査(本年度は計画なし)(2)食品分析は伊江島産ひとえぐさについて、一般成分・カロチン・ビタミンC・アミノ酸組成の分析を行なった。(3)動物実験は沖繩あおさ、おごのりについて、飼料濃度を変えて食物繊維による生理的効果をみた。
3.結果(1)伊江島産ほしひとえぐさの成分は水分19.6、タンパク質6.7、脂質0.6、繊維2.7、灰分14.3%、カロチン9,240mg%、ビタミンC19mg%であった。アミノ酸組成はグルタミン酸、アスパラギン酸、アラニンロイシンが多かった。(2)沖繩あおさ、おごのりの真空凍結乾燥末を飼料に混合し動物実験を行なった。あおさは粘質物含量が少ないことからコレステロール上昇抑制効果の傾向が認められた。
なお研究報告書(冊子)は編集を終え、印刷中である。